私は大学病院勤務時代、消化器外科医でした。毎日がんと向き合い、皆さん元気に退院されていく方が多い中、どうしても戻ってこられる患者さんが一定数おられました。
当時、ゴールデンスタンダードと言われていた治療方針や、術式、術後管理を持ってしても、です。私は、毎日(自分のやっていることは間違っているのか?)ばかりを考えていました。
どんどん気持ちが下に下に落ち込む中で、(自分のやらなくてはいけない事は、“ がんを治す医者であり、がんを作らない医者になることなんだ “)と思い、大学病院を辞めました。
その後、クリニックを開業するわけですが、くる日もくる日も ” なぜ人は病気になるのか “ を見つけられずにいた所、出会ったのが栄養療法でした。
独学で学んでいく中、” 予防医学と治療医学は違う “ ことを臨床から痛いほど学び、その二つを兼ね備えたのがこの講座でした。
“ 入れる医療から、出す医療へ “ そして、” なぜ人は病気になるのか? “の答えがここにはありました。